MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

真面目に鬱病

ウツ人に笑って欲しくて書いてたのだが、妻から


ウツ人ぽくないよ。元気ハツラツブログだよ!




というもっともな指摘があったので真面目に書く。

ボクは、ずっと鬱だったかもしれない。学校でも家庭でも私事でも仮面を使い分けていた。
家庭では良い子どもを演じた。陰で不良だったなんて言えなかった。
学校でも優等生を演じた(一部先生には、ばれてて、呼ばれるのは校長室だった)。
小学校で、先生に「悪魔!!」とか「転校しろ」とか言われた。でも慣れていった。
そのうちどれが「自分自身」かわからなくなり、不眠は当り前、眠っても眠っても
疲れが取れない。下痢便秘は常識だと思っていた。「自分の居場所」があるんだかないんだか、
全く区別つかなくなっていった。学校では普通にしてたのに何故か「さん」付けだった。
あだ名がほしかった。変な人扱いは今でも続いている。

いじめもしたが、いじめられもした。後者が多い。不良には「学校行ってるやつ」は
敵なんだ。理不尽なボコボコも、リンチも、同性被レイプ(主にヤ○ザ)も日常だった。
家庭のしつけも普通だと思っていた。「食事時間に遅れた分だけ正座」、試験で98点取っても
「何でこんなミスする。ちゃんと授業、受けてりゃ満点だろ。反省しろ。」
今でも、褒められることに慣れていない。怒られると笑ってしまう。条件反射だ。

友人の死(自殺ばかり)、恋人の死、死が周りじゅうにあった。友人の首吊りを見つけたこと、
バイク事故でミンチになった友人を拾い集めて形にしたりした。サツからは逃げていた。
偽名も使いすぎて本名も曖昧になった。

ボクは、ここに逃げてきたのかもしれない。そして鬱積した何かが吹き出したんだ。
ある日、動けなくなり、何も出来なくなった。それでも仮面をはずさなかった。
空回りは、どんどん亞光速になり、次元もわからなくなり、ついに休職した。

そして首を吊り、助かり入院した。でも、同病相憐れむはいやだった。ひねている。
すぐ退院した。田舎に行きたい。一人になりたい。医者を替え、2週間の通院にした。
それでも、あの得体の知れない「ヤツ」はやってくる。「死にたい、消えたいオーラ」だ。
気が付けば、刃物を手にし、ヒモやタオルで締め上げ、手は焼け焦げだらけになった。
自傷じゃないが、骨も折り、肺炎もした。救急病院は自殺未遂につなげた。安易だ。
妻をはじめ、家族は命がけで守り通してくれた。救急車も慣れてしまった。
今でも鬱チェックすると9割は当てはまる。医者も復職を認めない。

今この瞬間も、消えたくないと言えば嘘になる。即死が羨ましくないといえば嘘になる。
TVで、偉人や子供、かつての不良の同朋と同じような死を見ると、代わりたくなる。
「死ぬべきはボクだ。あなたたちじゃない。」
全ての悪事、事件、事故が、自分のせいもような気がする。

それでも、もう自殺は考えない。
「多くの同朋のために」なんて、言えない。格好よく出来た人間じゃない。

目の前の家族のために、何より自分のために。




「星のように急がず」

byヨハン・ウォルフガング・フォン・ゲーテ

あえて、急がずの後に「休まず」は入れない。
「ウツ人は休むことが、大きな前進だから」だ。自分を憎まないで卑下しないで欲しい。

余談だが、ボクは「全生活史健忘」から、ここまできた。1つ忘れたら2つ覚えれば良い。

「人生のやり直しはいつでもできる」なんて言わない。難しいからだ。

泣いても変わらないなら、笑え。



生きたくて生きたくて、でも死ぬ人がいる。


忘れないで欲しい。身近な故人を想って欲しい。









余談2 ミヤマ生きてます。