MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

バベルの塔~組織という名の権力機構~

雇用削減が止まらない・・。

やがて「カネとヒト」という比べてはならない天秤にかけられ、
全ての理性を食い尽くして、ゼロまで加速するだろう。

オレは1月の下旬に言われた。


『お前の(ウツ)は病気ではないと思う!』



『そうなれば、職を失うということも考えて、明日から休んでいい・・』


オレも含め多くのヒトがヒトゴトではないはずである。
積み重ねてきた土台が音もなくなくなる・・。
あんなに広く大きかった土台が、一瞬にしてもろくなる。
家族、実績、経験、人脈・・

それが、どんなに「もろい土台」に建っていたか、今更ながら噛み締める。

ヒエラルキー(ピラミッド=上の方ほど偉くて少ない=登れない階段)はカタい!
オレがどんなに「異」を叫んだところで、そのピラミッド型の塔の前では声は消える。
「大きく叫んだ口のオレ」だけが異形に見える。
それが常識となる。
誰もその「異」を叫ばない。

叫び方が判らない。

判らない方が幸せなのだ!

もはやヒトではない「権力」がヒトのカオをしてモノを言う。
オレは何を言っても、最早、組織の前では「不要」なのであろう。


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バビル・・2世・・♪ではなくブーリュゲル作「バベルの塔」である。
聖書に表れる「架空の塔」である。
(現存したという考古学者も多いが・・少数)

ヒトは高みを求め、やがて「高みの極み」にすわり、そして住みたくなるものらしい。

上へ上へ・・。
その上昇志向はやがて、野望へ、
さらには太陽さえ越え、神の世界と並ぼうというゴウマンへと変貌を遂げる。

バベルの塔は「神の怒りの矢」により一瞬にして炎に包まれ、崩壊する。
(そして、ヒトの言語が分かたれる・・だったか?ゴメンいっつも調べないので・・)

バ「ブ」ルの塔の大半が崩壊した今。

今の社会はクニは企業は組織は・・バベルであろうか?

権力の現象学なら、確かに「カタチ」はあるが、誰が、どう動かしているのか判らない。

判らない方が幸せなのだ!

カミを語る上層部は言う・・下々になんとなく伝わり「権威」となり、盲従する。

オレはバベルなど創る気もないし、登る気もない。
ただ、つぶやくだけだ・・

間違っていないか・・?


『休んでいい』・・この言葉にどれだけ打ちのめされたか・・。
やっと、何歩か進んできたんだ。


「足跡を見てくれ!?」



振り返るとあったはずの足跡が、バベルの影で見えない。

オレは何を積んできたのか・・。