MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

夏とデブ

やっと暑くなりそうだなぁ


と言った翌日は雨である。

今年の北海道は雨ばかりで気温が低い。

今日は27度まで上がったが、それ以上は上がらなかった。

長期予想でも「このまま夏は終るでしょう」ということ。
夏は海ではじけたい中高生にはがっかりな予想。

が、ボクのような黙っていても汗が出る、ちょっぴりメタボな40歳には嬉しい予想である。
最近太ったら太りっぱなしという、だらしのない体型になっている。
若い頃は「デブ」という存在はあまり身近に感じていなかったが、なってみると面白い。

ハンカチは、何となく持っているもので、トイレの後に使うくらいであった。
デブはいっつも汗をかいているので、ハンカチが必需になる。
じっとりと暑い日は、トイレで洗って、首筋に置いておいたりできて重宝である。

ベルトは、しなければズボンが落ちるので必需であった。
デブのベルトは「飾り」である。
なくてもズボンは落ちないのだが腹が目立つ。
ベルトをしておけば「あーベルトは要るのね」という風に視線をカモフラできる。

デブはスーパの試食を逃さない。
ヒトの食べているものが無性に気になる。
レストランで、隣のデブが見ているのは「あなた」ではなく「食べ物」である。
食べたのに、もう食べたい。
おかしよりおこめである。
魚より肉である。

焼肉に行けば「一人前」に腹が立つ。


誰の一人前だ!?コレ・・


食べ放題では、元をとるのは当たり前で「おいしいか否か」にも力点が移る。
安いから味は仕方ない・・という考えはデブにはない。
まずくても安いから・・というのは痩せた一般人の考えであり、
デブは少し値が張っても、おいしいものを食べたいのである。

妻は太っていないので「何でも食べさせとけばいいじゃん」と考えているらしい。
デブだって、残り物より作りたてが食べたいのであり、
冷凍の魚より、買ってきたばかりの魚が食べたいのである。

そして、買ってきた魚より、冷凍でも肉である。

妻はデブを理解していない。
座ってると「アレ食べる?」と聞くし、探し物していれば「食べるもの?」と聞かれる。

デブだって満腹になる!


デブだって探し物はある!




最近は、以前は買わなかった「缶コーヒー」なんかを買っている。
500ミリのコーヒー牛乳のボトルで十分なのであるが、デブは味にうるさい。
250ミリ缶より190ミリ缶コーヒーの味が良いことも、デブにはわかるのである。

違いのわかるデブ

あまり、需要はなさそうである。


街中でデブがたたずんでいても変な目で見ないで欲しい。

デブは熱しやすく冷めにくい。
夏なんか「すぐに限界まで熱くなって」しまっても、倒れるわけにはいかないのである。

デブは急に冷えることはないので、じっとしているしかないのである。

デブが放熱している・・


そう思っていただければ幸いである。

ただ、喫茶店なんかで上を向いたまま動かないデブには注意が必要である。

魂まで抜けている恐れがある。