MelancholyDampirの日記

ウツな人の独り言

YES WE CAN DO IT

シリアがきな臭いらしい。
きな臭いも何も、元々内政は安定していないのだ。
 
オバマ大統領は、どうも戦争したいらしい。
化学兵器の使用を阻止、国際社会での脅威を阻止、そしてその兵器の没収か停止。
大義名分としてはごもっとも。
 
ところが、化学兵器があるか判らない。
大統領とか「シリア政府」が所持していれば、国際社会での脅威とはなる。
反政府が作っていたらどうするのか。
デマだったらどうするのか。
 
戦争を始めるのもやめるのも「戦場に行かない政治家」だ。
政治決定に反抗できない軍人にも大切なヒトはいるのだ。
戦う当事者は、大義名分だけでは闘えない。
いや、自分の感覚を麻痺させるための大義名分か・・。
自由が侵奪とか、国際的脅威がとか、正義が常に攻めきれるモンではないのだ。
どう奇麗事に包んでも、結局は攻めるか守るかだ。
無残に死ぬか、負傷してベッドで死ぬかだ。
生き残った者の未来には、ご大層な大義名分などクソ喰らえだ。
戦争の記憶がなければ良かった、そう思うのだ。
 
はじめてしまえば、死傷者はゼロでは済まないのだ。
数十人が死傷するテロを憎んで、それ以上が死傷する戦争はなぜ良いのだ。
 
悪者だけを狙うなどは不可能だ。
なぜなら、正義なんて相対的で、こっちが正義だからあっちは悪くらいの曖昧なものなのだ。
向こうでは聖人君子でも、こっちでは極悪非道と称される・・矛盾だらけなのだ。
戦争なんか始めなくたって、戦争が、世界中から消えたことは残念だがないのだ。
止められないものを、さぁ!と始めることはない。
『どうも怪しくないみたいだから止めます・・』とはいかないのだ。
 
 
『あいつ、どうも・・ウツ人みたいだ・・』
『薬飲んで、ふらついてるかも知れないのに車を運転してるみたいだ・・』
よし、やってやれ!
安定剤とかの薬を飲んだ状態での運転は、下手するとヤク中運転と同じく罪になる。
優位な側、正義の側からすると、そうなる。
何を罪にするか、基準の何を正義にするかは、いつも「こっち側」にはない。
 
ウツ人が何百、何千、何万とつかまって更にウツ人になり・・・。
一人減り、2人減り、家族も疲れて、何かが消えて行く。
医師の多数が、安定剤がダメなら、風邪薬だってダメだろうと反論する。
ウツ人が半分にもなった頃で、正義の側は言う。
『どうも怪しくないみたいだから止めます・・』
何を止めるのか、何故そうなったのか。
説明も謝罪もなく、事実は人為的な風で風化される。
 
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オバマ大統領は、強大な権限を振るわず、一旦は議会に判断を委ねた。
それも、すぐに覆った。
取り巻きが、『借金しても、世論がどうあろうと、勝てばいいんです』とでも言ったか。
まさか支持率を心配して、戦争を始めはしないだろうが、わからん。
 
(政権の)支持率を気にして、五輪開催は速報して、消費税の決定を引き延ばしている国もある。
(町内の)支持率を気にして、ありもしない噂を元に、世帯ごと締め出す町内会のオエラだっている。
 
また・・中東だから、西アジアだから・・・ボクも何となく乱暴な勝手な想像で戦争を容認してきた。
そういう意識がある限り、戦争を認めたも同じだ。